ムスメはだいぶよくなってきました。心配、応援ありがとうございました。今日は、ワタシが病院や薬とどうつきあっているのか書こうと思います。
自然派育児と一言でいっても、完全母乳じゃない人もいるし、布オムツじゃない人もいるし、ベジタリアン、ビーガン、マクロビ、ローフードなど食生活の違い、ホメオパシーなどの代替医療、漢方、西洋医学のどれをメインにしているのかなど千差万別です。
ワタシは予防接種はなるべく打たない、薬はなるべく飲まない方がいいと思っています。自分の治癒力だけで治せるならそれが一番だと思っています。そのために治癒力の高い、抵抗力の高い体になるように食事に気を使っています。でもだからといって、病院や薬を否定している訳ではなく、風邪なのかどうかの判断は素人のワタシが勝手にするものではないと思っています。だから、熱などがある場合は、病院へいって診察してもらいます。お医者さんに風邪だと言われたら、お薬はもらうけどあまり飲みません。(ひどくなりそうなら1回、2回飲むことはあります。)
こういうワタシの病院や薬に対する考え方は、私のおじいさんの影響が大きいと思います。ワタシの祖父は、古いタイプのお医者さんで、ベートーベンがむっつり顔で口をへの字にして、白衣をきて、髪を白髪だとしたら?という感じの風貌で、偏屈物の頑固者の医者でした。今いうならレトロといえるとても昭和な感じの病院を開業していました。
病院は木造の2階建てで、入院患者さんのための病室は畳に押し入れがあるお部屋におふとん。院内で処方するお薬は、ガラス瓶にはいっていて、天秤で計って陶器のすり鉢ですって調合して、紙で1つずつ紙を折って包んでいました。その薬がはいった紙包みをいれた薬袋は可能な限り何度も使っていました。
そのおじいさんの医者としての考え方は、ワタシの母を通じてワタシの中に深く刻み込まれています。まず、風邪などの病気の場合、基本『寝てれば治る』。母が幼いワタシが病気になったとき、母のお父さんであるおじいさんのところに連れて行って風邪だった場合、言われるのはひとつ『寝てれば治る』 それは、第一に休息をとるということ、第二にまずは自分の力で治すということ。
それから熱がでている時は、40℃以上の高熱が3日以上続くような場合以外、熱は出させること。熱が出るということは、熱が出る理由があり、熱をだして体の中の菌をやっつけようとしているのだから、ヘタに下げようとするのではなく、だしきってしまえば治る、と。これは何もしなくていいというのではなく、汗をたくさんかけばすぐに着替えること、それから脱水症状にならないように水分補給をしっかりできるように気をつけてあげること。その上で、熱を出し切る。
もし40℃以上の高熱がつづくと菌を殺す以外に本人の体も弱るので、3日以上つづいたらすぐにお医者さんにみせること。(これは、もちろんケースバイケースで、40℃が3日つづくと即危険という訳ではなく、また熱以外に嘔吐、下痢などがひどいと3日も待たずに病院にいった方がいいこともあります。)
ムスメのかかり医は、熱に関しては子供の場合は発熱から4日経つと必ず血液検査(CRP)をするそうです。それは、子供の場合は元気そうなどの見かけだけでは判断できない炎症が体の中で起きている場合があり、子供は状態が急変するので炎症の具合がどうか必ず調べるのだそうです。4日目くらいで炎症の反応が低い場合、熱がつづいたとしてもあまり心配することはないけれど、熱が6日から7日続いてしまうと、7日目から8日目にまた熱があがって容態が急変することが経験上わかっているのでそうなる前に点滴をうって、弱っている体をサポートするそうです。
それからその病院では解熱剤をださないという理由を説明されました。例えば解熱剤であるボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)をインフルエンザで高熱のときに処方するお医者さんがいるそうですが、これは小児への使用は厚生省でも禁止しているし、メーカーもそういう注意をしているのに、未熟なお医者さんで使っている人などいるそうです。子供に使うと、死亡するケースも結構(神戸にある薬害・医療被害情報センターには「風邪やインフルエンザの子供に医師からもらった解熱剤を飲ませたら急死した」という相談が毎年5件ほどあったらしい。とにかく、メフェナム酸、ジクロフェナクナトリウムという解熱剤の2つはかえってインフルエンザ脳症になるから、特に子供は使わない方がいい、ということです。
厚生省のインフルエンザによる発熱に対して使用する解熱剤について
ちなみにムスメのかかり医は、予防接種推進派で、ワタシが打たせていないことを(多分不満を持たれていると思いますが)非難したり受けるように強制したりされません。母親の勘で高熱があったというのも体温計で測っていないと、熱があったと認めてもらえないし、お薬もちゃんと飲まないとダメだという考え方です。そういう違いはあっても、ワタシはこの先生だと安心してムスメを看てもらえます。どういう検査をするのか、なぜ必要なのか、それはどういうことなのか、こういったことをものすごく丁寧にわかりやすく説明してくれます。
話しは本題からちょっと外れてしまいましたが、ワタシはなるべく自然のままで、という子育て方針ではあります。でもお医者さんともお薬とも上手につきあって、必要最低限ですむようにできればなと思っています。
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