2011/02/18

妊娠後期 #1 イギリスでの妊婦生活

久しぶりに妊娠していたときの回想録です。スペインでの妊娠初期、日本での妊娠中期の話は、「妊娠から出産までの話」をどうぞ。

渡英した時期にイギリスでみた
桜に似たような花
渡英したのは4月中旬(妊娠8ヶ月のとき)。イギリスでは一気に春がくる季節で、お天気もずっとよくて青空にいろんなお花で色とりどりの風景が、イギリスがワタシの渡英を歓迎しているように思え、嬉しかったことを覚えています。

妊娠もいよいよ後期。イギリスでの新しい生活がはじまるとともに、ベイビィちゃんがやってくる準備も少しずつ始まります。

下記は30週目。8ヶ月半。 (イギリス式にいうと7ヶ月半)のときのニッキから。この頃、おなかはかなり大きくなってきて、 これまでのように座ったり、起きあがったり することが難しくなってきました。

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イギリスでの生活は、なかなか順調にスタート。 新しいおうちにも、すっかりなじみ、よい感じ。

ベイビィちゃんは、ものすごく活発に動いています。おなかの中を蹴る、というより、むしろ上下左右、あちらこちらで寝返りをうっている感じ。おなかの中でごろんごろん、ぐるんぐるん。

ベイビィちゃんの力も強くなっているし、ベイビィちゃん自体も大きくなっているので、元気におなかの中で暴れられると私にとっては結構な衝撃となって響きます。その衝撃は「痛い」というより、他の内蔵にあたったりして、ちょっと気持ち悪い…、のだけど、ベイビィちゃんが動き回っているのを感じられるっていうことが、とっても愛おしく感じられ、気持ち悪いが「心地よい」になっちゃうから不思議です。

外からおなかを観察すると、私の呼吸で上下に動くおなかの動きとは全く違うぼこっ、うにょぉ〜ん、という動作をはっきりと見ることができます。今はまだおなかの中にスペースもあり、動きまわれるので、こうやって動いて筋肉をつけているらしい。がんばれ、エクササイズ、ベイビィちゃん!

日本のお医者さんは「情緒がないといわれるかもしれないけど、胎児が意思をもって動いたり、動きや音に反応できるほど高度な神経はまだ発達していないと思う」と言っていた。

私はそんなことないと思う。だから、ベイビィちゃんが動いているときは、なるべく声をかけるようにしている。器官の発達具合でなく、言葉がわからずとも、理屈がわからずとも、人の感覚、気持ちは伝わると思う。一心同体となっている今なんてまさに絶対伝わるって。


ムスメパパの南アフリカの友達で、イギリス人の女性がいます。

私と1つ違いで、これまでに3人の女の子を南アフリカにいたときに、産みました。3人とも自宅で自然出産です。 彼女に病院や産婆さんを探すのを手伝ってもらえることになりました。私が出産するときも、一緒にいてもらう予定です。出産の際は、産婆さんがくるのは、陣痛の間隔が近くなってから。彼女にはその前から、うちにきて、精神的なケアをしてもらいます。

「妊婦生活には随分慣れたけど、出産となると、まだまだ考えられないのよね〜」と言ったら、あるドキュメンタリーを見せてくれました。

すごいいいドキュメンタリーで、まだ見られないと思っていた「出産シーン」もあったけど、生々しいとかじゃなく、感動的にみることができて、少し出産に関して心構えができました。

妊娠後期。
そろそろ出産のこととか考え始めてよい時期です。そういうときに、私と考え方があった女性に出逢え、彼女の出産体験の話を聞いたり、こういうドキュメンタリーを見せてもらったり、というサポートしてもらえることは、すごくありがたいことだと思います。こうやって、少しずつ「出産」にたいして、精神的に準備していくって大切なことだよね。

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ドキュメンタリーの話は次回。
妊娠後期 #2 『The Business of being born』



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