2010/09/07

妊娠初期 #1 : おうちとミッドワイフ



妊娠したときに住んでいたうち。スペイン風の1軒屋で、家具や食器つき。




天窓があるベッドルーム。モザイクの丸い素敵なシャワールがある素敵なバスルームつき。


オーナーは、イギリス人。


ウッドストーブ。
山のふもとなので、夜は冷え込みます。まきで部屋を暖めながら、ムスメパパは、よくスープを作ってくれました。


ムスメを妊娠したときに住んでいたスペインの村は、
ヨーロッパから(とくにイギリスから)多くの人が
移住してきている村でした。

妊娠や出産についての知識は、皆無だったので、
妊娠がわかったとき、友達の近所に住んでいるミッドワイフ
(イギリス人)を紹介してもらい、いろいろ相談しました。

これまで1000人くらいの赤ちゃんの出産に立ち会い、
自分のお孫さんも彼女がとりあげたという熟練のミッドワイフ
(助産婦さん)。双児でなく通常の分娩であれば、みてくれると
いうことになりました。

料金は、妊娠中の相談から出産まで全部みて一律1000ユーロ。

彼女といろいろ話しして、もらったアドバイスは下記な感じ。

1つめは、Folic Acid を薬屋さんで買ってきてのむこと。
スペイン語でもほとんど一緒で、Acid de Folicoとかだった(笑)
日本に帰ってくるまで、Folic Acid が何なのかわからなかったけど、
日本語だと葉酸というものらしい。イギリスに行って知ったのは、
イギリスではこの葉酸を妊婦がとるようになって脊髄の疾患のある
赤ちゃんが劇的に減ったらしく、妊娠初期にとにかく勧められるサプリ。
このスペインで出逢ったミッドワイフは、かなり自然派な人だったけど
Folic Acid だけは、妊婦に必要な量は通常の食品から取りづらいから、
なるべくとりなさい、と言われました。

2つめは、近くの街のドクターのところでスキャン(エコー検診)を
受けてみること。(スペインの病院ではなく、イギリス人のプライベートの
診療所で英語で診察してもらえるらしく、料金は150ユーロくらい。)

3つめは、自分の体が言っていることに耳を傾けること。
妊娠は病気じゃないから、してはいけないことないけど、
無理はしちゃいけない。疲れたなと思ったら、素直に休むこと。
ちゃんと体が欲していることを聞いてあげることって。

最後にもっとも重要なこと。
「妊娠期間を楽しむ」ということ!
出産も子育てもすばらしい経験だけど、妊娠期間は妊娠期間にしかない
喜びがあるのよ、楽しんでね! って。同じアドバイスは、イギリスに
行ってから仲良くなったムスメパパの女友達で、その後の私のメンターと
なった先輩ママからも言われたことです。

言われた時は、あまりぴんとこなかったけど、今となってはよ〜くわかります。
特に1人目の妊娠のときは、100%でそのおなかのコのことだけを
考えれるすごいシアワセな時間だよね。ママになるっていう未知の世界が
ふわふわっと、ちょっとくすぐったいような幸せな感じ。何もかもが
始めての体験で、始めて胎動を感じたとき、始めて心音を聞いたとき、
始めておなかを蹴られたとき、感動ですごく嬉しくて。

気づくと無意識におなかに手をあてている。
知らぬ間に、ふふふって、笑顔になっている。
しあわせ、だよね。



ムスメパパ


おうちの前で虹がみえた!


つづき:妊娠初期 #2 : ムスメパパごはん

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