今日はヨガの日でした。
先生と呼べるほどではないのですが、依頼があればヨガを教えています。
今日は月一回行われているベビーマッサージのクラスで、ママたち向けに
ヨガを教える日。
ヨガを始める前に、ちょっとだけ「ヨガ的な考え方」のお話しをするようにしています。
今日お話ししたのは、江本勝さんの『水は答えを知っている』のこと。
江本さんは、水がなんらかの伝達機能があるのではないかと考えました。そして、それを証明することはできないかと思い、水の結晶を研究しました。
研究を始めてしばらく経ったある日、水に音楽を聴かせることを思いつきました。聞かせる音楽によって、結晶に違いがでるかどうか調べようと思ったのです。その後、この研究は水にかける音楽ではなく、言葉によって違いがあるかどうかを観察することになりました。
愛してる、綺麗だね、などポシティブな言葉をかけた水の結晶と、バカ、死ねなどネガティブな言葉をかけて水の結晶は、明らかにポシティブな言葉の方が、綺麗な結晶になっていたというのです。
江本さんはある日、雑誌だったか、ラジオだったかで、子供たちにある実験を行って欲しいとお願いしました。それは、『(炊いてある)ごはんを器にいれたものを2つ用意します。1つの器のごはんには、毎日「ありがとう」や「おいしくなってね」などポシティブな言葉をかけてあげます。そして、もう1つの器には「嫌いだ」や「腐っちゃえ」など否定的な言葉をかけます。1週間後にどうなっているか、報告をしてください』と、いうものでした。
(すみません、本を読んだのが昔だったので、どういう言葉をかけたのかか、実験の期間が1週間だったかどうかはハッキリ覚えてません。。。)
そして、江本さんのところにきた報告は、どれも同じ結果でした。ポシティブな言葉をかけたごはんは、1週間経ってても腐ってないのにもう1方のネガティブな言葉をかけたごはんは、腐ってしまったそうです。
ただ1つの家族だけ、江本さんがお願いした方法をちょっと変えて実験をした家族がありました。それは、同じごはんの器を2つ用意するところを3つ用意して、1つはポシティブな言葉、もう1つはネガティブな言葉、最後の1つは、全く何も声をかけない、ことにしたのです。
どういう結果になったと思いますか?
結果は、全く何も声をかけなかったものが、一番ひどく腐りました。
罵声をあびさせる方が、無視されるより、マシだということです。
たしかに、ひどいことを言われても傷つきますが、無視されるのはものすごく傷つきます。それが水にもハッキリと反映されたということです。
子供を育てるというのは、大変なことだと思います。
子供の要求や質問に、全部応えてあげるのは時間も労力もいると思います。
でも、子供が言っていること、発していることを、どこかで知らないフリしたり
見なかったり聞かなかったフリをして、無視しないようにしたいものです。
同じく、体が発している信号も、無視しないで欲しいと思います。
肩こりがひどい、とわかっていながら、忙しさにかまけてそのことを
無視するより、気づいたときに、ちょっとだけ大きく腕を回して肩を
ほぐしてください。
なんだか、胃が疲れているなと思ったら、体の言うことを聞いて
胃に優しい食べ物を食べるようにしてみましょう。
そういったちょっとしたことで、ストレスが溜まりすぎることや、
病気になるのを、防げるかもしれません。
ヨガのポーズをとりながら、体が悲鳴をあげているところがないか、いつもより
ちょっとだけ意識してポーズをとってみてくださいね。
時間にすると、話しをしたのは数分のことですが、ヨガのポーズをやるときに
体を動かすという物質的な面だけでなく、そこに意識をあてるという側面が
重要だということが伝わったらいいなと思いました。
ちなみに、江本さんの一番大切な主張は、私が今日話した内容のところではないです。
「愛してる」も美しい結晶になるそうですが、どの言葉が一番美しい結晶だと江本さんが思ったかというと、「ありがとう」だということです。「愛してる」に比べると「ありがとう」というのは受動的な慎ましい気持ちです。いろんなことに関して感謝の気持ちをもって望めば、人は幸せになれるし、そういう人が増えれば増えるほど世界は平和になるのだと、彼は結論づけています。
科学的にみると、根拠はないという人もたくさんいて、賛否両論のようですが、道徳的に見て、「ありがとう」と感謝をしてモノゴトを受け止めること、幸せだと自分が本当に思えることで、それが周りに幸せの輪を広げていくことは、理屈抜きでそうだと私は思います。
興味があれば、本読んでみてくださいね。