離乳食についてワタシの考え方をまとめてみようと思います。
はじめて食べたのが11ヶ月のときで、本格的に離乳食を始めたのが1歳のとき。その頃は、すでに歯も上下4本ずつ生えているし、1歳ということもあって『食べること』の認識もしっかりしているので、一般的な離乳食初期のつぶした食材っていうのはあまり食べてません。(モグモグ期くらいの柔らかさー舌でつぶせるの固さくらいで、丁寧につぶしたり漉したりはしませんでした。)
最初は、原則1日1品ずつ追加して様子をみました。新しい食材は金曜の夜と週末にあげるのはやめました。(なにかあったときに、すぐに病院に連れて行ける時間じゃないため)これまでアレルギーはでていません。
母乳はまだ与えています。
<離乳食の開始時期>
離乳食はムスメが11ヶ月のときに始めました。1歳をメドに始めようと思っていたのですが、11ヶ月のある日、なんとなく「あ、もう食べたそう」と思った日があって、10倍粥をあげたらおいしそうに食べ、もっと欲しいというので、その日から始めました。11ヶ月になるまで離乳食を始めなかった理由は、
【1】消化器官が未発達だから
1歳未満の乳児の胃腸は未発達で(そのコにとって)消化しづらいものなどあれば、それにアレルギー反応を起こしてしまう。こういったアレルギーは1歳過ぎると少しずつだいじょうぶになるそうです。
【2】離乳食をはじめたとしても、1歳くらいまでは栄養のほとんどは母乳からだから。
だったら、無理に胃腸に負担をかけてまで「食べること」を練習しなくてもいいのかな、と思った。
【3】何が定説か時代によって変わるから、今の「普通」にこだわらないでいようと思ったから。
これまで5ヶ月くらいで始めるのが普通だと思われていたけど、最近は遅い開始の人も増えたとか、ワタシたちの母親の世代は別の考えだったみたいだし、きっと戦前はまた違った考え方だっただろうなぁと思います。だから、何を信じるかというと、ワタシは自分の本能的なもの(もしくは、人間のもっと動物的な考え方)です。人間がもっと基本的な生活をしていた大昔、まだ歩きもしないような赤ちゃんに食べ物はあげてなかったような気がします。歯もちゃんと生えていないような時期に食べ物をあげるのも早い気がします。同じ猿類のオラウータンは4歳くらいまで母乳で育てるそうです。オラウータンがそうだから人間も、という訳じゃないけど、でもきっと人間も今よりももっと遅く始めても何の支障もないのじゃないかなぁと。ちなみに、ムスメは11ヶ月で歩き始めました。
1歳まで離乳食はあげないつもりだったので、11ヶ月であげるときちょっと迷ったのですが、「1歳」にこだわるより、そのコそのコの「食べる日」があるはずだと思い、母親の勘でムスメが離乳食を食べれるようになったと思った日にはじめました。一般的に5ヶ月くらいで「よだれがでて、大人が食べているのをじっと見つめる」頃、それが「食べたそうにしている」と思われるようですが、私はそういう動作をムスメがしていても、それが「食べることに興味を持っている」ようには見えませんでした。その頃もその後もずっと私がごはんを食べる時は、隣にムスメを座らせていましたが、11ヶ月でごはんをあげるまで、「欲しい」という動作などをされたことはありません。(だから、やっぱり「よだれ」や「じーっと見る」ことは、単純に歯が生える前、何でもじーっと見るだけだと思っています。)
<進め方/開始時期>
一般的な開始時期 ムスメの月齢
ゴックン期(5〜6ヶ月) 1〜2回食 11ヶ月
モグモグ期(7〜8ヶ月) 2回食 1歳〜 (昼と夜に離乳食)
カミカミ期(9〜11ヶ月) 3回食 1歳2ヶ月〜 (朝は軽くフルーツと自家製ヨーグルト)
パクパク期(12から18ヶ月) 1歳3、4ヶ月〜現在(朝はフルーツ、ヨーグルト、自家製パン、野菜、たまに豆乳)
【味付け】
とにかく野菜そのものの味を味わって欲しかったので、味付けなしでムスメが食べるまで、味付けするのをやめようと思いました。1歳4ヶ月くらいで、味付けてあるものを欲しがりました。その頃もまだ塩は使っていません。味付けは、ベビー用の醤油、チーズ、大人用のごはんからちょっとだけなどで、そこに少々の塩分ははいってはいると思います。有機トマトで作られた添加剤などのはいっていないケチャップは1歳5ヶ月(離乳食をはじめて5、6ヶ月)、味噌(自家製の味噌)などでの味付けは1歳7ヶ月(離乳食をはじめて7、8ヶ月)くらいからです。この頃から、たま〜にマヨネーズ使ったり、大人用のごはんで味付けてあるものをちょっとだけムスメごはんに足したりして、味付けしはじめました。塩を少し(多分0.1gくらい)いれたりしたのもこの頃です。塩は精製されていない自然塩を使っています。
【タンパク質】
離乳食を始めて2ヶ月目(ムスメ1歳1ヶ月)で、鯛、納豆。一般的な言い方だとムスメにとってのモグモグ期。この時期の魚だと10gから15g、豆腐や納豆だと30gから40gだとあったので、この量以内にとどめました。同じく3回食になったらモグモグ期のタンパク質の量以上にならないように気をつけました。現在はパクパク期の1回の目安である「魚ー15gから20g」「豆腐/納豆ー50gから55g」を基準にしています。「タンパク質は肝臓をはじめとする未熟な内蔵に負担がかかりるので、タンパク質だけは目安量をまもること」とあったからです。1歳になるころには消化器官も随分発達していると聞いたので、開始時期に関してはあまり気にしませんでした。
乳製品は自家製のヨーグルト(カスピ海ヨーグルト)と、とろけるチーズを少々、離乳食開始から2ヶ月くらいから。牛乳はあげていませんが、豆乳は朝から倍に薄めて飲ませたりしています。豆乳は無調整のもののみで、調整してあるものは砂糖などはいっているのであげていません。
現在1歳9ヶ月で、これまでに食べたタンパク質は、白身魚、海老、カニ、サーモン、イクラ(大好き)、豆腐、豆類、豆乳、ヨーグルト、チーズ。卵。
【油】
ムスメ用に小さなフライパンを購入しました。最初は基本的に油を使わないで炒めていました。その後、豆乳ホワイトソースを作るときなど油を必要とするときは、オリーブ油を使いました。1歳9月現在、油はオリーブ油とゴマ油だけ使用しています。毎朝食べている自家製パンには、トランスファットフリーのショートニングを使用しています。バターもマーガリンも使っていません。
【おやつ】
果物やさつまいも。無糖のホットケーキ。たまにおにぎり。お友達と一緒に外出した場合、(ムスメだけおやつがないというのは可哀想なので)市販の無糖のおやつを持って行くこともあります。市販のおやつは、「キユーピー よいこになあれ おやつ」シリーズのコーンボール、おさつちっぷ、かぼちゃチップ。 着色料、保存料、香料は使用してなく、砂糖、食塩も使ってないからです。アレルギー特定原材料等25品目も未使用。ムスメにとって「特別」なおやつなので、味が薄くてもあまり甘くなくても、ムスメはこのおやつが大好き。特別にするために、おうちではこのおやつが登場することはありません。
<食べていないもの>
【肉】お魚、チーズ、ヨーグルトを食べているので、全く動物性をとってない訳ではないです。私自身が妊娠するまでしばらくベジタリアン(お魚、卵、乳製品あり)だったので、その時の経験からお肉を食べなくても十分お野菜などから必要な栄養は得れると思っています。ベジタリアンの友達の娘たち(12歳、10歳、8歳)もお肉なしで元気に育っています。ムスメをいつまでベジタリアン食事で育てるかは、決めていません。お肉を食べさせたくないと思っている訳でもないですが、母乳をやめてから考えます。
【白砂糖】いくつになっも避けたいものナンバー1の食材。うちではオトナごはんも含め、白砂糖は使いません。変わりに甜菜糖を使っています。私が住んでいる地域の地方新聞「西日本新聞」で『食卓の向こう側』という食べ物に関する知識を再考するというシリーズが連載されていて、そこで白砂糖の有害さを知りました。『ベースとなる黒砂糖から、苛性ソーダを使ってアルカリに溶けるものを取り除き、次に硫酸を加えて酸に溶けるものを取り除き、最後にアルカリと酸を中和させたもの・・・それが白砂糖です。こうしてできた白砂糖には、黒砂糖が持っていたビタミンやミネラルはほとんど残っていません。(要注意!身近にある食材の危険性を知っておこう)』『白砂糖の健康リスク』食卓の向こう側でも、砂糖が切れる子供をつくるとありましたが、同様の内容が『砂糖』でみれます。
【添加剤】アミノ酸などの化学調味料、人工甘味料などを含めた添加剤。
ワタシが元々ムスメの食事に気をつけた一番の理由が、ワタシ自身が小さい頃にアトピーだったことです。7歳くらいから12、3歳までアトピーで苦しみました。女のコだったので母も随分心を痛めて、よいと言われることは全て試したみたいですが、最終的にステロイドにたよるのではなく、生活を変えることで治ったような気がします。着るものはポリエステルやナイロンなど科学繊維はやめて綿などだけ。食べる物も添加剤などを避けて、母親の手作りのものだけでした。添加剤がアトピーの直接的な原因だと思っているわけではありませんが、小さいうちに強い体を作っておくことで予防できることはあるのかなと考えました。アミノ酸の危険に関しては、ここ。
【牛乳】
母乳を飲んでいるのに、牛の乳を飲むことはないと思っています。また、効率よく乳牛から牛乳をとるためには、乳牛を常に出産後の状態にしていた方がいいから、ホルモン剤などを投与されているのではないかと思うのです。そんなホルモン剤たくさんの牛さんのお乳は避けて、カルシウムは別の物からとればいいかなと思っています。
『牛乳には危険がいっぱい?!』フランク・A.オスキー著
『牛乳を飲むと骨が弱くなる?!』杏林予防医学研究所 所長 山田豊文
乳牛を薬やホルモン剤漬けにしているというのに反論されている酪農家の方もあるようですが、個人で大切に牛を育てているような酪農家の牛乳はそんなことないかもしれません。でも、安く販売できるように大量生産している大手の業者ではどうなのでしょうか。ワタシが牛乳が思っているよりいい飲み物ではないと思ったきっかけに、イギリスの生卵があります。ワタシは妊娠後期イギリスに住んでいました。そこで、妊婦が食べてはいけないものの中に生卵があったので、びっくりしました。それで、イギリスの卵(確か正確には卵の殻など?)にサルモネラ菌など付着していることがあるので、念のために妊婦は食べないように推奨されているようでした。日本では生卵を食べてはいけないなど聞いたことなかったので、「さすが、日本。日本の卵は衛生で安全なんだ!」と思いました。そこで、なぜ安全なのか、なぜイギリスは日本のように卵を衛生的にできないのだろうという素朴な疑問が浮かびました。それで調べると、日本の卵はニワトリの時点でニワトリに抗生物質を飲ませているから、卵も菌などがない、と知りました。サルモネラ菌など病原菌はないけどそういう菌がつかないくらい抗生物質をのまされて生まれた卵の方がいいのか、生では食べれない卵の方がいいのか。日本の養鶏業では、ニワトリに対して抗生物質を使用することは禁止しているようですが、それは産卵期のニワトリだけであって育成期のニワトリには使用してよいのだそうです。疑ってしまえば、何事も怪しいのですが、何も知らずに営利目的の企業の広告を鵜呑みにするのも危険なことだと思うようになりました。牛乳も卵も全く食べてない訳ではありません。ただなるべく安全なものを買うようにしています。そして、ムスメには少なくとも小さいとき(それが3歳なのか5歳なのかはまだわかりませんが。。。)は、なるべく与えないようにしようと思っています。
<離乳食用として使用したもの>
ベビー醤油
有機トマトケチャップ
無糖ホットケーキ
<この食育でのメリットとデメリット>
現在ムスメは1歳9ヶ月。まだ何がメリットかデメリットかわかりません。ただ、ムスメはものすごくよく食べます。そして、基本的に何でも食べます。食べ過ぎでぽっちゃりなのがちょっと悩みというくらいよく食べます。これがムスメの元々の性質なのか、私の食育の成果なのかわからないのですが。。。
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ワタシのムスメの食に関しての考え方を長々と書きましたが、これはあくまでワタシの勝手な考え方で、ワタシは栄養のことなどちゃんと勉強した訳ではありません。これまでの自分の経験や、先輩ママの意見を聞いて、ワタシが選択した離乳食の進め方です。
また牛乳や卵などに関して、ここで紹介した参照リンクの内容が100%正しいと言っている訳でもなく、こういう考え方もあるということ、そして私は子供が小さいうちは疑わしいものはできるだけ排除したいと考えただけです。また、ある程度大きくなったら、頑に拒絶するのではなく、柔軟に対応できればと思っています。
P.S. akikaさん。ずっとまとめようと思っていたのですが、なかなかやらずにいました。書くきっかけをくださってありがとうございました。
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