『ヨガ』という言葉の語源は、サンスクリットの「yuj(ユジュ)」
(「馬にくびきをかける」という動詞)から派生した名詞
なんだそうです。
【頸木】(くびき) ー 車の轅(ながえ)の端につけて、
牛馬の後頸にかける横木。『広辞苑』より
馬と馬車をつなぐ「くびき」のように、「つなぐもの」というのが
yogaの語源だとされています。
私たちの世界には、たくさんのものがつながっています。
地球 と 宇宙
私たち と 自然
人 と 世界
私たち と 社会
私たちのそれぞれの体 と 心
魂 と 魂
こういったものをつないでいるもの、つなげるものが「ヨガ」
なんだと思います。
ヨガというと、ヨガのポーズのことを言っている場合が多いかも
しれませんが、ヨガというのは、5000年くらい前のインドで
発祥した哲学です。
その頃の哲学は、神話と宗教と科学などが混じりあって、
ひとつの生き方を学ぶ学問/実践法で、仏教もヨガを修行法と
して、取り組んでいたみたいで、その他の多くの仏教用語の
ようにサンスクリット語を音読みして「瑜伽(ゆが)」と
呼ばれていました。
ヨガが目標とするのは、「解脱」
苦悩や束縛や輪廻転生から脱すること、
悟りの境地に達することらしいのだけど、
それがどういうものなのかは、ここではおいておいて。
簡単に、言い換えると、
どうしたら、人はより幸せになれるのか?
どういう生き方をすればよいのか?
と、いったことを追求しているのだと思います。
幸せになるためには、苦を取り除かなければならず、
苦を取り除くためには、健康な体と精神であった方がよく、
健康な体をもつために、ヨガのポーズが発展していって、
健康な精神を保つために、瞑想したり良い行いをしたりする。
これが、大きな意味でヨガを学ぶということです。
たくさんのモノに溢れている物質社会で、
いろいろなモノに追われて忙しすぎて、
何か大切なことを忘れている人が多い気がします。
人と人のつながり、人と自然のつながり、
心と体のつながりを無視している人も多い気がします。
そういった「つながり」を学ぶのがヨガ。
ヨガ的な考え方は、置いてけぼりになっている大事な
ものに耳を傾ける機会を、私に与えてくれました。
私のライフスタイルを見直すきっかけになりました。
そんなワタシのヨガのハナシを、少しずつ書いていければと思っています。