2010/08/26

ヨガ ー 「つながる」ということ

『ヨガ』という言葉の語源は、サンスクリットの「yuj(ユジュ)」
(「馬にくびきをかける」という動詞)から派生した名詞
なんだそうです。

【頸木】(くびき) ー 車の轅(ながえ)の端につけて、
牛馬の後頸にかける横木。『広辞苑』より

馬と馬車をつなぐ「くびき」のように、「つなぐもの」というのが
yogaの語源だとされています。

私たちの世界には、たくさんのものがつながっています。
地球 と 宇宙
私たち と 自然
人 と 世界
私たち と 社会
私たちのそれぞれの体 と 心
魂 と 魂

こういったものをつないでいるもの、つなげるものが「ヨガ」
なんだと思います。

ヨガというと、ヨガのポーズのことを言っている場合が多いかも
しれませんが、ヨガというのは、5000年くらい前のインドで
発祥した哲学です。

その頃の哲学は、神話と宗教と科学などが混じりあって、
ひとつの生き方を学ぶ学問/実践法で、仏教もヨガを修行法と
して、取り組んでいたみたいで、その他の多くの仏教用語の
ようにサンスクリット語を音読みして「瑜伽(ゆが)」と
呼ばれていました。

ヨガが目標とするのは、「解脱」
苦悩や束縛や輪廻転生から脱すること、
悟りの境地に達することらしいのだけど、
それがどういうものなのかは、ここではおいておいて。

簡単に、言い換えると、

どうしたら、人はより幸せになれるのか?
どういう生き方をすればよいのか?

と、いったことを追求しているのだと思います。

幸せになるためには、苦を取り除かなければならず、
苦を取り除くためには、健康な体と精神であった方がよく、
健康な体をもつために、ヨガのポーズが発展していって、
健康な精神を保つために、瞑想したり良い行いをしたりする。

これが、大きな意味でヨガを学ぶということです。


たくさんのモノに溢れている物質社会で、
いろいろなモノに追われて忙しすぎて、
何か大切なことを忘れている人が多い気がします。

人と人のつながり、人と自然のつながり、
心と体のつながりを無視している人も多い気がします。

そういった「つながり」を学ぶのがヨガ。

ヨガ的な考え方は、置いてけぼりになっている大事な
ものに耳を傾ける機会を、私に与えてくれました。
私のライフスタイルを見直すきっかけになりました。

そんなワタシのヨガのハナシを、少しずつ書いていければと思っています。