2011/10/10

こどもの病気と看病のしかた

幼児安全法 #2

2日目の学科は、こどもに起きやすい発熱や嘔吐、下痢などのときにどういう手当をした方がよいか、どういう時はすぐに病院に連れて行った方がいいかなどを学びました。

こどもは大人と比べて「病気にかかりやすいけれど、強い生命力があるので回復も早い反面、病気の進行も早く症状がひどくなることもある」という性質があります。突然、症状が急変したりするので、親としてできる一番のことは、とにかくいつもと違うところがないか、観察し、気づいてあげること。特に小さな子どもは、どういう風に具合が悪いのかなど伝えることができません。愚図る、ぼぉーっとしている、寝る、寝ないなど、いつもと違うのは、病気のサインかもしれないので、気づいてあげることが大事だということです。

手当の方法などに関しては、下記の項目を学びました。
・発熱
・嘔吐
・下痢
・咳
・けいれん
・痛み(頭・腹)
・便秘

そのうち、発熱の場合の手当と、病院に行った方がいい場合を書きます。

<発熱>
発熱は、感染や炎症やケガをしたときなどの防御反応です。感染を起こすウイルスや細菌などが増えるのを防ぐ効果があるので、こどもの機嫌がよく、全身の状態がよいなら、無理に熱をさげる必要はありません。また熱の高さで病気の重さは決めれません。

発熱があるときは、こどもの顔色や機嫌をよく観察します。顔色が赤く、手足も温かく、呼吸も楽で、意識がはっきりしているときは、そんなにあわてず夜であっても朝まで様子をみてよい場合が多いそうです。(生後3ヶ月未満の赤ちゃんの場合は、すぐに病院に連れて行った方がいいみたいです。)

また、大人より体内の水分の割合が多いので、発熱や下痢など水分が少なくなるような場合は、脱水症状になりやすいということなので、脱水症状にならないように気をつけてあげます。

◇ 手当 ◇
・ 熱をさげることに神経質にならず、こどもが気持ちよく過ごせるように配慮します。
・ 嫌がらず気持ち良さそうであれば、氷枕などで冷やします。
・ 静かに寝かせ、厚着をさせないで汗をかいたらよくふき、着替えさせます。
・ 寒がれば温めます。
・ 部屋が乾燥しないように注意します。
・ 水分を十分に与えます(さっぱりとした食べやすい食事や飲み物)

◆ 病院に行った方がよい場合 ◆
発熱以外に以下のような症状があるときは、急いで病院などに連れて行きます。
・ 顔色が悪い。
・ 呼吸が早く、苦しそう。
・ 小鼻がぴくぴくしている。
・ 繰り返し吐く。
・ たびたびけいれんを起こす。
・ 脱水の症状がある。
・ 意識がはっきりせず、ぼーっとしている など

(赤十字『幼児安全法講習教本』より 抜粋)

前回の「心肺蘇生法」などは、できることならやらずにいたいものですが、今回の手当の仕方などは本当に日常で使える知識です。こどもが病気になった(特に夜間や週末)とき、すぐに病院に連れて行った方がよいかどうか迷いますよね。そういうときに、慌てず状況を判断できる知識と家でできるケアの要点は、知っていればとても安心できます。

病気になったら、家で親ができることはこどもの状況を把握してあげること。病気のときでもこどもが安心できる環境を提供してあげること。そのためには、親が冷静に落ち着いていないと、こどもも不安がるし、親もちゃんとした判断ができないと思います。今回の講習は、そういうときに思い出して、ちょっと深呼吸してゆとりを持てるような手助けになると思いました。下痢や嘔吐の場合の手当に関してなど詳しく知りたい場合は、赤十字の講習いってみてくださいね。料金も低価格だし、時間さえあればおすすめです。


実技の方は、骨折やケガをしたときの止血の仕方や固定の仕方を学びました。これも知っていて損はありません。

幼児安全法 #1 幼児の心肺蘇生法の方法

日本赤十字社 こどもを大切に育てるために、乳・幼児期に起こりやすい事故の予防とその手当、かかりやすい病気と発熱・けいれんなどの症状に対する手当などの知識と技術を習得できる 幼児安全法


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