2011/10/05

幼児の心肺蘇生法の方法

幼児安全法 #1

日本赤十字社が行っている「乳・幼児期に起こりやすい事故の予防とその手当、かかりやすい病気と発熱・けいれんなどの症状に対する手当などの知識と技術を習得」できる『幼児安全法』という講習会の1回目を先週受けてきました。

講習時間は12時間。3日間にわけて行われます。

1日目の内容は

・赤十字幼児安全法について
・こどもについて(こどものからだの成長と精神機能の発達について)
・乳児、幼児の心肺蘇生法の方法(学科、実施)
・気道内異物除去の方法
・AEDの使い方


このコたちは、心肺蘇生法の実施を習うとき、人工呼吸や心臓マッサージをするための人形。ちゃんと気道があって、胸を押すと空気が出たり入ったりします。オレンジの拭くがジャミーちゃん、赤ちゃんはアンちゃん。

人工呼吸のときは、プラスチックの小さな部品が真ん中についているビニールのシートを口にあててやります。(そのシートは、こちらから空気は送れるけど、相手からの細菌などがこちらにこないようになっています。)

心肺蘇生法を行う時は、人工呼吸の方が大切だと思っていたのですが、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の方が重要で、人工呼吸2回に対し、胸骨圧迫は30回します。胸骨圧迫することで、体内に残っている酸素を(心臓の代わりに血液を通して)脳に送るのだそうです。だから、呼吸が止まってしまっているときは、救急車を呼んで救急隊員がくるまでこの心肺蘇生法を行わなければなりません。

呼吸が止まって2分以内に蘇生を始めた場合、生存率は90%ですが、5分経つと25%になってしまいます。日本ではだいたい119番通報してから救急車が到着するまで、平均7分かかるそうです。呼吸がとまっている場合、救急車を待っていたら、助からない可能性が高くなることになります。

できることなら、ムスメには事故などにあって欲しくありません。でも、もし万が一事故などにあったとき、救急隊員がつくまでや病院につくまでに、自分にできることがある方が、ないよりもいいのかなぁ、と思います。

AEDの使い方も教えてもらいましたが、基本的にAEDは電源をつけさえすれば、その後はAED本体が説明をするので、それに従えばだいじょうぶそうです。AEDを取り出すと、ブザーが鳴るそうですが、それは周りにAEDを使うような状況になっていることを知らせるためと、盗難防止のため。もうひとつAEDを取り出す時に忘れて行けないのは、AEDと一緒に付属品などがはいった袋。(その中に人工呼吸のときに使うビニールシートなどがはいっています。)

気道異物除去(喉などに何かひっかかった場合)は、子供の足をもって上下に降るのかと思っていましたが、太ももにおなかをのせて、頭を低くして、背中をグーや手のひらで叩きます。結構叩かないといけないそうです。こういう知識って、使わないでいることが一番ではあるけど、知っていて損じゃないと思います。

この赤十字社の講習は12時間で、講習料金は教材費の1500円のみです。全国各地の日本赤十字社の支社で講習が行われていると思いますので、お時間あれば受けてみておくのはいいなと思います。


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