2014/07/07

2014年7月7日 ムスメ5歳のお誕生日に思うこと。

今年の七夕は雨(しかも台風8号のノグリーがやってきている)。ムスメが生まれてから始めて、お誕生日が雨。5年前、ムスメが生まれた日、ムスメが生まれたイギリス(コッツウォルズ)では曇り空だったけど、日本(東京)ではとってもきれいな満月だったと親友が言っていました。

生まれた日のことは鮮明に覚えているけど、遠い昔のよう。まだ生を受けてたったの5年だけど、この5年間でいろいろなことができるようになりました。

首がすわったのは2ヶ月ちょっと、寝返りをうったのは4ヶ月、5ヶ月目にはおすわりできたし、7ヶ月半で歯が生えてきて、9ヶ月半でハイハイ。

歩き始めたのは11ヶ月。同じ頃、離乳食も始めて、最初からモリモリ元気にたくさん食べ、今も変わらず食べるの大好き。夜の授乳をやめたのが1歳7ヶ月。おっぱい星人だったのに、ちゃんとやめることを話したら、親がびっくりするくらいあっさりやめられました。まだまだ何もわからない赤ちゃんだと思っていたのに、理解力の高さに感服。

最終的にやめたのが2歳のお誕生日。理想としていた卒乳ではなく断乳だったけど、目標としていた2歳まであげれたので満足。1歳半のときに出会った半年違いのハーフの女の子とは、それから彼女一家が引っ越すまでいろんな行事を一緒に過ごして、たくさん遊びました。今はすぐに会えないけれど、ムスメの中では一番のお友達。

2歳になった頃には助詞を含む文章が話せて、2歳2ヶ月くらいで完全にオムツがとれ、人並にイヤイヤ期も訪れ(思い返すと、そんなにひどい方ではなかった気もする)、その後のかわいさったらなかったなぁ。

1歳半からお友達になった幼馴染の女の子と一緒に時々、一時保育に通っていたけど、3歳になってすぐから本格的に幼稚園に通うことに。ゆるーいシュタイナー教育を基本とした、子供の個性を大切にする幼稚園で、人が大好きなムスメはすぐに園生活にも慣れて、毎日楽しんで通園しています。

親としてもとても園ライフを楽しんでいて、園の行事以外にも園児のママたちのためのサークルもたくさんあって、多いときは幼稚園に週に3回ほど行ってることも。それでも、この幼稚園で出会ったママたちは、ママ友を超えてお友達になれて、自分のためにもこの幼稚園にムスメをいれてよかったなぁと思います。おっと、話がムスメのことからそれてしまいました。

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3歳と4ヶ月のとき。ムスメが生まれてからのワタシの夢であり目標だった「ふたりたび」を叶えて、オーストラリアで日食を見ました。数年ぶりにみる日食はやはりとても美しく、そしてムスメと見れたというコトもすごく嬉しかった。5週間滞在していたけど、現地の子供に「外国人」に見られず、英語でぺらぺら話しかけられ、やっぱり英語話せないのかわいそうだなぁと。それでも最後の1週間では、少し英単語がでていました。

2回目のオーストラリアででは、渡豪してすぐに英単語を使い出してびっくり。久々にあった東京時代の友達たちの中にすんなり溶け込んでいるムスメをみて、さすがワタシの子! この時も5週間滞在して、帰ってきたら幼稚園では年少々から年少さん。帰ってきたと同時に、一緒に寝るのをやめました。これまた、親が思っていたよりあっさりと一人寝ができるようになりました。

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ムスメが4歳になってすぐ、私がフルタイムで勤めだしたので、ムスメにはちょっと寂しい思いをさせたけど、ムスメなりに理解してくれたらしく、とても頼もしく思いました。こうやって、成長していくんだなぁ。幸い、幼稚園の延長保育制度で預かってくれたし、何よりムスメが幼稚園大好きで、おのこり(延長保育)するのも楽しんでいたのでとても助かりました。
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ムスメの幼稚園では、ひらがなを教えたり数字を教えたりなどの「お勉強」系の活動は一切ありません。けれど、縦割の(年少々から年長までいる)クラスで、小さい時から年中や年長のお姉ちゃんから【おてがみ】をもらっていたので、その手紙を読みたい気持ちがひらがなへの興味へ。手紙はいつも「ムスメちゃん いつもいっしょにあそんでくれてありがとう。ムスメちゃん だいすき」で始まっていて、描いてある女の子の目は片方ウィンクしています。きっと、これ代々受け継がれているんだろうなぁ。

そんなこんなで、ひらがなは気づけば読めるようになり、それと同時期にiPadにいれてあげた「ひらがな」というアプリと、プリキュアの「あいうえお かけたよ!ブック(ホワイトボード用のペンで書いたら消せる)」で、あっという間に書けるように。書けるけど、全部ちゃんと書ける訳ではなく、「う」は反対向いてるし、「あ」はちゃんと書けないし、濁音の文字は「『だ』ってどう書くの?」と毎回聞く。そして、ちゃんと覚えてない字もあるので、「あいうえお かけたよ!ブック」は彼女にとってあいうえおのバイブルみたいなもので、お友達にお手紙書くときは、いつもそれを見て書いています。

ある時、「ちいちゃいときのほんはもういらない。でも、この(あいうえおの)ほんはいる。プリキュアだからじゃなくて、この本がないとムーチ、じーかけないから」と言っていました。かわいい(笑)

最近、プリキュアは好きだけど、前ほどじゃなくてなり、幼稚園の男の子の影響か、「プリキュア、きもい。トッキュージャーのほうがつよい」と言ってました。じゃぁ、テレビはプリキュアじゃなくて、トッキュージャーにする?と聞くと、うん♡と言うけど、私は口だけだとみています。なぜなら、毎週日曜日になると、プリキュアを見るの楽しみにしているから。テレビは録画しておいて、CM消して見せてます。録画しているのは2つ。ハピネスチャージプリキュアとドラえもん。(年少のときまで、アンパンマンとプリキュアだったけど、ムスメのリクエストにより、年中になった辺りから、アンパンマンの代わりにドラえもんになりました。)うちのテレビとのつきあい方、私のテレビに関する考え方、そのうち(覚えていたら)まとめましょう。

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そして、5歳。親がいうのもなんですが、とても素直でいい子に育っているとおもいます。(ここでいういい子というのは、親のいうことをなんでも聞く「いい子ちゃん」ではなく、ちゃんとお友達のことを思いやれる心を持ってことや、明るくほがらかで人を笑わせることが大好きなところ、嫌なことをされたりしても寝にもたずあっさりしているようなところ

バレエのお稽古に通って1年経ちますが、これまで一度も「いきたくない」と言ったことがありません。それって普通だと思っていたら、毎週行きたくないと駄々をこねる子供もいるみたい(教室にきたら、みんなと一緒にレッスンしているのに、家では行きたくないと大変)で、連れてくるのに一仕事なの、という話を聞いて、そんな苦労したことないなぁと思いました。ムスメは、基本的にやることは何でも楽しみます。

総合的に、ムスメはとても「子供らしい」です。欲しいものがあるとワガママいうし、嫌なことがあったら大きな声で泣くし、おもしろいことがあったら人一倍大きな声でゲラゲラ笑います。お友達と遊ぶのが何より好きで、楽しすぎると調子にのります(いわゆる「お調子者」で、クラスに一人はいる笑いをとって目立つひょうきんものタイプ) おしゃべり大好きで、声が大きいです。ちょっぴりせっかちで、待つのが嫌いです。ごはんは大人の8割くらい食べることもあります。よく噛みません。でも、お箸の持ち方は完璧です。(今年の冬休みに特訓しました。食い意地のはっているムスメなので、黒豆をちゃんとお箸でつかめたら食べられる、という訓練にしたら、あっという間にちゃんと持てるようになりました)
ムスメは、とにかく人(幼稚園のお友達もお友達になったばっかりの子も公園であった子も、私の友達たちも幼稚園のお友達のお父さんやお母さん、もちろん幼稚園の先生たち、みーんな)が大好きです。人の顔はだいたい一回で覚えるし、髪型が変わったりしてもすぐに気づきます。 

ムスメの一番のいいところは、笑顔じゃないかと思います。ニコニコしている笑顔もいいし、照れて微笑んでいる顔もかわいいし、楽しいと声を出してゲラゲラ笑っているところを見ると、こちらも笑顔になります。このまま笑顔の素敵な女の子でいて欲しいと思います。
大多数の「年中さんくらいの女の子が好きなコトやモノ」をムスメも好み(ワタシの勝手な好みをいうと、人と違う変わったモノが好きな変な子、とかの方がおもしろいのになぁ(笑)と思っている)、今は「アナと雪の女王」のエルサが大好き。今日「大きくなったら何になりたい?」と聞いたら「エルサ♡」と答えてました。
ちなみに好きな食べ物は「さくらんぼといちご」(そして、オムライス)、好きな色は「きいろ」。好きな遊びは「カプラ」らしいです。

エルサになりたいムスメに、親としてワタシが望むこと。まずは健康一番。次に、ムスメらしい生き方をしてくれること。そして、平和な人であること。

昨日、西日本新聞にアフガニスタンで人道支援を続けるペシャワールの会の中村哲医師のインタービューが掲載されていました。その中で「アフガニスタンから見えてきたものは?」との問いに、中村医師はこう答えています。

『(略)日本は依然、欧米崇拝、脱亜入欧で、その弊害が大きい。経済成長、消費拡大、投資の余地はすでになくなっているのに、今も「成長教」にとりつかれている。原発が危ない、と言いながら、みんな快適な生活を手放さず、消費欲望を膨らませている。満腹なのに食欲増進剤を注射しているようなものです。(略)世の中に大事なモノはそんなにありませんよ。貧乏でも不幸ではない、と気づくべきです。必要なもの不必要なものは何か、制御できるもの制御できないものは何か、そろそろみんなで冷静に見極めたらどうでしょうか』

目標を高く持つのはいいことだと思います。できればムスメにも夢を持ち、追いかけて手に入れて欲しいと思います。そして、それは物質的なものではなく、心が豊かになるようなものであって欲しい、そして中村医師がいうように何が必要で何が不必要かムスメ自身で見極めれるようなオトナになって欲しいと思っています。

その気持ちを形に残すために、ペシャワールの会に会費という形で寄付することにしました。(毎年、7月に会費を払うことになるので、毎年思い出していいかな。普段の無駄遣いダメだけど、こういうことにお金を使うのはいいことだと、大きくなったらわかるかな。そして、地球上の全ての子供たちが空腹に悩まされることなく生きていける世の中になるよう、ムスメも大なり小なり貢献していって欲しいな)というワタシの気持ち。

中村医師とその活動に興味がある方は・・・
アフガニスタン 永久支援のために 中村哲 次世代へのプロジェクト

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お誕生日のギフトに関しては、また別の機会に。そして、毎年恒例のフレンチのことも後々。

もう一つの「毎年恒例」である、七夕飾りの前で記念写真。弟一家からもらった「エルサのドレス」を着て。

6歳用のドレスがちょうどよいです(笑)だって、普段120を着ているんだもの!

毎年、玄関の前で撮っているのですが、今年は雨降っていたので玄関の中で。
今年のムスメのおねがいは「おもちゃいっぱいにあそべますように」「おかしたべれますように ぷりきゅあになれますように」「○○ちゃんとあそぼう」でした(笑)

数日前に自分で書きました。今日書いていたら、「えるさになれますように」だったはず。


今年から、ムスメは私や家族などからは「お誕生日祝い」をもらうけど、私はムスメに「産んでくれてありがとう」カードをもらうことになりました。いいよね♡

最後に。ムスメを産む前まで仲良かった友達は、ほとんどが東京にいて、前みたいに会えなくなったし、連絡もあまりマメにとっていないけど、ちゃんとムスメの誕生日にはお祝いのメッセージを送ってくれます。覚えてくれていることが、とても嬉しい。幸せだなぁと思います。ありがとう。